小さいのに2200mAhバッテリー!Ocean-C ヴェポライザーレビュー【加熱式タバコ】

2019年2月2日土曜日

Ocean-C

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タバコ代が1/5!たばこ葉用ヴェポライザー「Ocean-C ヴェポライザー」の紹介です。





2月には新しいヴェポライザーを購入するべくAmazonで色々と物色していたのですが、「Ocean-C ヴェポライザー」は、見た目は普通の箱形のヴェポライザーなのですが、色々と工夫がされていているようで、とても気になっていました。

今回は、発売元のOcean-C様より実機の提供を受け、レビューさせて頂きます。

製品の仕様・外観・内容物・使用方法・使用感・シャグ(手巻きタバコ)や紙巻きタバコを吸った感想という流れで、現在所有しているヴェポライザーの「AI-PRIME」と「C-Vapor3」との比較を交えながら紹介していきます。

以下「Ocean-C ヴェポライザー」を「Ocean-C」と表記します。

何故タバコ代が1/5になるのかと言えば、紙巻きたばこなら1本を1/5くらいにカットして吸うので、1回当たりに使用するタバコ葉の量が1/5になるため、タバコ代も1/4と言うことになります。

一箱500円とすれば、1回あたり、500円÷20÷5=5円になります。

また、シャグと言われる手巻きたばこ用の葉を使用すると、1回0.25g程使います。

1gのシャグで4回吸えますので、1g25円のシャグを使えば、25÷4=6.25円となります。

少量のタバコ葉でニコチンが吸収出来るので、結果としてタバコ代が安くなります。

私はシャグを使用しますが、ヴェポライザーに変えてから喫煙回数が減ったため、1/4以下になっています。

製品の仕様


:ブラックorシルバー

サイズ:76ミリ×44ミリ×21ミリ

重さ:約85g

バッテリー:2200mAhリチウムイオンバッテリー

きちんと計測していませんが、10セッション+α程度です。

充電時間:約2.5時間(過充電防止機能付き)

加熱方式:コンダクション

加熱時間:180度まで50秒くらい

加熱時間込みで5分で自動シャットダウン。

ほとんど1分以内に180度にはなるのですが、40秒程度で180度に達することもあれば、1分以上かかることもありました。

チャンバー(加熱室):セラミック

チャンバーサイズは内径約8.5ミリ、深さ約19ミリです。

温度設定:143℃~224℃(1度単位)

10度単位で温度設定をするヴェポライザーが多いのですが、「Ocean-C」は1度単位で細かく設定できます。

パススルー(充電中使用できる機能):無

充電中は、LEDに設定温度とバッテリー残量が表示され、操作はできなくなります。

バイブレーター:設定温度到達時と加熱終了時にバイブします。


「Ocean-C」バのッテリーサイズは2200mAhで、「C-Vapor3」の2200mAhより若干少ないですが、とりあえず1度だけ数えてみたら、満充電の状態から10回は吸えました。

11回目からは連続で空だきしていたので、実際どれくらい吸えるのかは定かではありません。

外観


超小型とは言えませんが、小さいく軽いです。

全景写真

私の場合ちょうど手のひらに収まります。(マウスピースを出した状態)

Ocean-C


「AI-PRIME」や「C-Vapor3」と比較すると小ささが良く解ります。(マウスピースを引っ込めた状態)

重さも、「C-Vapor3」の126gと比較しても2/3程度です。

AI-PRIME Ocean-C C-Vapor3
左:AI-PRIME 中:Ocean-C 右:C-Vapor3


上からの写真(保護シールをはがしていないため汚く見えています)

マウスピースはスライド式で、使用していないときは本体内部へ収納できます。

Ocean-C



底部の写真(保護シールをはがしていないため汚く見えています)

チャンバーのフタもスライド式で、こちらは開けた状態です。

Ocean-C


底部の写真(保護シールをはがしていないため汚く見えています)

フタを閉めた状態です。

フタには、空気取り入れ用の穴が空いています。

Ocean-C


以上の3枚の写真を見ると分かると思うのですが、反対側の光が見えています。

分解はしていないので実際の構造はわかりませんが、マウスピース側からチャンバーの穴が5個とも見えます。

「AI-PRIME」は、チャンバーからマウスピースまでは、3ミリのステンレスパイプになっていて、チャンバーとパイプの接合部分の掃除が極めて困難なのですが、「Ocean-C」の場合は、直接チャンバーの裏を下で紹介している付属の綿棒でそれなりに掃除が出来そうです。

液晶パネル(保護シールをはがしていないため汚く見えています)

加熱が完了下状態の写真です。

左がバッテリー残量で、その右上が現在の温度、その下が残り時間、右が設定温度となっています。

中央ボタンが電源ボタンで、左右が温度調整ボタンです。

表示内容は、「C-Vapor3」と同じです。


Ocean-C


内容物


先ずは、パッケージから。

Ocean-C


Ocean-C

ヴェポライザーを購入するたびに思うのですが、パッケージの箱の構成が、どれも同じです。(どうでも良いお話ですが)

ふたを開けると、クッションに収まったヴェポライザーが有ります。

材質も他のヴェポライザーと同じクッション。

これを取ると、下には付属品が入っています。

Ocean-C付属品

左から、日本語の取扱説明書、短めのUSBケーブル、掻き出し棒、ブラシ、爪楊枝型綿棒10本、ヒーティングチューブスペーサー3個(以下スペーサーと書きます)です。


取扱説明書は、操作や動作について説明がしてあり、中国製品によく有るおかしな日本語では無く、ちゃんと理解できる日本語になっていました。

簡素な取扱説明書ですが、使用方法については十分理解できました。

スマホ用ものが沢山余っているので、私の場合は差し障りは有りませんが、USBケーブルは、私の使用方法では、ちょっと使えない長さです。


掻き出し棒とブラシは、一般的なヴェポライザーの付属品と同等のものです。


爪楊枝型綿棒は、始めて見ました。

「Ocean-C」の構造を考えると、なかなか使えそうなもので、よく考えて付属されていると感心しました。


スペーサーですが、これは結構優れものです。

何が優れているかというと、外径と厚みです。

ちなみに、ステンレス製で外径は約8.5ミリで、長さは約19.5ミリです。

下の写真は、スペーサーを上から写した写真ですが、片面はふさがれて、穴が5個空いています。

Ocean-Cヒーティングチューブスペーサー


「Ocean-C」のチャンバーの内径は約8.5ミリなので、ちょうどぴったりはまります。

スペーサーの長さが、チャンバーより少し長いので、アタマがちょっと突き出た感じになります。

スペーサーにシャグを詰めるときは、7~8割くらいが無難でしょうか。

Ocean-C


ちなみに、下は「C-Vapor3」に専用スペーサーを付けた写真です。

チャンバーの内径が10ミリで、アルミスペーサーの外径が9.5ミリなので、少し隙間が出来ます。

また、アルミの厚みも結構有ります。

C-Vapor3

「Ocean-C」の場合は、隙間がほとんど出来ず、ステンレスの厚みが薄いので、熱伝導はかなり良さそうです。

「C-Vapor3」はスペーサーを使うと、スペーサー無しに比べて喫味が出るまでの時間が若干長くなるので、現在は使用していませんが、「Ocean-C」の様にほぼ密着しているのなら使っても良さそうです。


使用方法


チャンバーのフタをスライドして開け、チャンバーに直接タバコ葉を詰めるか、スペーサーにタバコ葉を詰めてチャンバーにセットします。

カットしたタバコは、中身を出して使っても良いし、カットしたままでも、スペーサーに入ります。

マウスピースを出して、電源ボタンを3秒以内に5回連打します。

これで電源が入りますので、始めて使うときには電源ボタンを4~5秒長押しして、華氏表示から摂氏表示に変更しておきます。(取扱説明書では3秒となっていましたが、もう少し長いようでした)

+-ボタンを押して好みの温度にセットします。

電源が入ると、液晶画面でカウントダウンが始まります。

設定温度になるとバイブで教えてくれます。

このあたりの仕様は「C-Vapor3」とほぼ同じですが、バイブの強さは、「Ocean-C」の方が弱いので、手に持っていないと気が付かないかもしれません。

加熱時間を含めて5分でバイブして自動で電源が切れるようになっています。


使用感


手のひらにちょうど収まるサイズと、本体の軽さがとても心地よいです。

手触りは悪くはありませんがが、表面がツルツルなので少し滑りやすいです。

私くらいの年になると手が乾燥しているので、もう少し摩擦のある仕上げだと良かったかと思います。

超小型とまでは言えないかもしれませんが、2200mAhのバッテリーサイズを搭載していることを考えると、かなりの小ささです。

シャグの直詰めについては、私の場合は、チャンバーの配置や形状が少し似ている「AI-PRIME」で慣れているので、特に苦になりませんでしたが、私が持っている他のヴェポライザーと比較すると入れにくいです。

しかし、シャグの取り出しに関しては、無加工で一番シャグが簡単に取り出せます。

試行回数はまだ少ないのですが、吸い終わったシャグは、軽く振ると出てきます。

出てこないときは、マウスピースから息を吹き込んでやれば、ほとんどポンと出てきました。

スペーサー使用の場合は、スペーサーが冷めた後で、傾けてやるだけでスルッと出てくることもありますし、出ないときも後からふっと吹いてやると、出てきました。

スペーサーがなかなか良いので、この機種に関しては、スペーサー使用も悪くないと思います。

3個だと少し寂しいのですが、別売の10個セットを購入して13個あれば、出先でも安心です。

外出時は、通常ヴェポライザーを2台持って行くのですが、味と電池持ち次第となりますが、「Ocean-C」が加わったことで、すごく悩みそうです。

吸い方については、スペーサーの使用・不使用や、シャグ若しくはカットタバコの使用など、様々な利用形態が考えられますので、実際に吸いながら見ていきます。


シャグや紙巻きタバコを吸った感想


私が基本的に使うタバコはシャグで、不味くなければ良いというスタンスでヴェポライザーを使っています。

味レポは苦手なので、ほんの参考程度で読んでください。


味の確認をする前に、ほとんどのヴェポライザーは、購入当初にはプラ臭(新車の匂いみたいなもの)がするので、「Ocean-C」も確認のために空だきした状態で、少しマウスピースから吸い込んでみました。

結果は、やはり、プラ臭が有りました(着香系のシャグなら気にならないかもしれません)。

紙巻きタバコからヴェポライザーでシャグを吸うようになってから、匂いに敏感になったようで、以前なら気にならなかったであろうプラ臭が、現在は気になるようになってきています。(最近は、紙巻きタバコの匂いをクサイと感じるようになっています)

経験上、しばらく使用しているとプラ臭はだんだん消えていくので、とりあえず、紙巻きタバコのアメスピをカットしたものと、スペーサーにシャグ(アンバーリーフ)を詰めたものを吸ってみました。

ドローは今まで使用したヴェポライザーの中では、一番軽く感じます。

個人的には、ドローの軽いヴェポライザーには慣れて来ているので、あまり気にはなりませんが、チャンバーフタの空気の取り入れ用の穴は、もう少し小さいもので良かったように思います。

アメスピは残念ながらプラ臭に負けてしまい、味が良く解りませんでした。

と言うことで、2日ほどシャグを通してからの感想です。

ちなみに、現在の私の吸い方は、そーっと吸い込んで舌に水蒸気を当てる感じです。


アメリカンスピリット・オーガニックミント(紙巻きタバコ)200度




押し込んでやれば、紙がついたままスペーサーに入ります。

「AI-PRIME」でもたまにやるのですが、そのままだと、紙を蒸す匂いが入る為だと思いますが、あまり好きではありません。

どのヴェポライザーでも同じなのでが、ミストもすかすかで、少しイガイガします。

グリセリンを付けてやれば良くなるのですが、ベタベタするので私はあまり好きではありません。


アメリカンスピリット・オーガニックミント(紙巻きタバコ)ほぐしてスペーサー使用 200度



スペーサーにほぐしたタバコを入れるのは、始めてやりました。

面倒臭いし散らかるので避けてきましたが、紙で巻いたままよりミストは少し増えます。

味は格段に良くなりますが、個人的には好きな味ではありません。

元々葉が乾燥しているため、吸い終わった葉は、スペーサーからさらっと出てきます。

少量でも良いのでグリセリンかリキッドを付けてやれば、かなり喫味は良くなると思うのですが、、これをやるとチャンバーの汚れが落ちにくく感じていることと、スペーサーから葉の取り出しがやりににくくなるので、個人的には使いたくありません。

一応、スペーサーにほぐした葉を入れて、グリセリンを2滴入れて吸ってみましたが、ミストがかなり増えてメンソール感とキック感がかなり強まりました。

私の感想としては、味がイマイチ好みでは無いので、シャグを切らしたときなら吸えなくも無いという感じです。(面倒なのでカットしたまま入れて吸うと思いますが・・・)


アンバーリーフ(シャグ) 190度


アンバーリーフ


現在のお気に入りのシャグの一つです。

スペーサー有りと無しで確認してみましたが、スペーサー無しの方がシャグを若干多く入れることが出来る分味は少し濃くなる気がしますが、ほとんど変わりませんでした。

思っていたよりもミスト多く、味も良いです。

ゆっくり吸ったときに舌に当たる甘みと、軽めの程よいキック感です。

このシャグは、ちょっときつく感じていたのですが、「Ocean-C」で吸うと、空気の流入量が多いせいかもしれませんが、少しマイルドに感じました。

全体を通して軽いキック感なのですが、2度吸いでもそこそこキック感が残っていました。


ハイタバコ・バージニアブレンド(シャグ) 180度


ハイタバコ・バージニアブレンド


これまたお気に入りのシャグの一つです。

190度ではむせてしまったので、こちらは180度で吸いました。

アンバーリーフより味が濃く、キックも強めです。

2度吸いは190度にしましたが、キック感はかなり落ちた感じです。

ダラダラ吸うならアンバーリーフ、キックがほしいときはハイタバコという感じの使い分けも良さそうです。


最後に


「Ocean-C」は、チャンバー~空間~ステンレスパイプ~マウスピースという構造のようで、比較的「AI-PRIME」に近い構造だと思います。

「AI-PRIME」では、掃除の面で苦労しているので、実物を見るまでは、すごく気になっいたのですが、「Ocean-C」の掃除に関しては「AI-PRIME」よりはかなりマシなようなので、今のところ安心しています。

液晶については、充電が完了したら、消灯してくれるとわかりやすかったのですが、どうやら完了しても消灯しないようです。

充電完了で液晶が消灯する仕様だとモアベターだと思います。

良い点は、摂氏表示・残り時間表示・バッテリ残量表示・バイブ機能・収納式マウスピース(これは評価が分かれるところかもしれません)・軽量・コンパクト・サイズの割りには容量の大きなバッテリ・シャグの取り出しが楽など沢山あります。

元々軽いたばこを吸っていたので、マイルドな吸い心地で、気に入りました。

悪い点は、シャグの直詰めが少しやりにくく、裏ぶたのスライド部分にシャグひかっかる・使い始めのプラ臭です。

プラ臭は徐々に薄まってきて現在はほぼ無くなりました。

私は基本的に無着香のシャグを吸っていて、現在手元に無いので確認できませんが、プラ臭がとれるまでは、着香系のシャグを吸うと良いかもしれません。

喫美はマイルドで機能面ではほぼ不満も無く、値段もお手頃でシャグ取り出しも楽な良いヴェポライザーだと思います。

気になった方は、Amazonで「Ocean-C ヴェポライザー」で検索すれば直ぐに見つかります。



「Ocean-C」は、2019年2月1日現在、Amazonで6,999円で販売されています。


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